インプラントに出会えた喜びが、人生を変えた〜S.Uさんの体験談〜
■秋田さきがけコミュニティーマガジン「Kyo郷」掲載/2004年 VOL.46
だれもが願うのは、おいしいものを、おいしく食べて、心から満足する食生活。そして、だれとでも気兼ねなく、笑顔で話すことのできる生活です。でも「歯」に自信がなければどうでしょう?あなたの日常生活は、精神的につらく内向的なものになってしまいます。歯の健康は、あなたの生活の基本にあるのです。
「歯」の悩みは、親しい人や家族にさえ相談しづらく、その精神的苦痛は計り知れないものがあります。「歯が悪いけれど、入れ歯にはしたくない」「食べ物がおいしく食べられない」「入れ歯の具合が悪くて、話をするにも口元が気になる」など、ひそかに悩んでいるかたが意外と多いのが現実です。そんな悩みに効果的な治療法として注目を集めているのが「インプラント」。あごの骨の中に人工歯根(インプラント)を埋め込んで、その人本来の噛み合わせを取り戻す治療法です。残っている歯を長持ちさせ、丈夫にする“足し算”の治療法であるインプラントは、噛める幸せ、話す楽しみ、おいしいと喜ぶ笑顔をつくるひとつの手段です。今回は、本来の噛み合わせと笑顔を取り戻したある方の場合を見てみましょう。
入れ歯にしたくなかったから15本をインプラントで治療しました
(S・Uさん 54歳・女性)
「インプラント」という治療法を知ったのは、一昨年の夏、「Kyo郷」の記事を読んだことがきっかけでした。上顎の差し歯の具合が悪くて、外れては治し、また外れては近所の歯医者で治してもらうのが4〜5年程続いていました。食べ物もおいしいとは思えない状態に、「入れ歯にしなければいけないのかな、それは嫌だな」と悩んでいたころに港町歯科クリニックと出会ったのです。
思い切ってカウンセリングを受け、インプラントの治療法についてうかがいました。人工歯根を埋め込むために骨に穴を開けるのが気になりました。特に私の場合は、検査をしてみると、上あごに10本、下あごに5本ものインプラントが必要な状態でしたので、手術や治療期間のことを考えると不安がありました。
インプラントという治療法は、手術をすれば噛み合わせがすぐにできるというものではありません。まずどうしようもなく悪くなってしまった歯を抜いて、傷口が治ってからインプラント手術を行います。インプラントを埋入してからは、上あごで通常6ヶ月、下あごで3ヶ月のあいだ、インプラントと骨が結合するのを待たなければなりません。その後に2回目の手術をして歯ぐきに土台を立て、さらに歯ぐきの治癒を待ってから型どりをして補綴物をかぶせます。
私の場合、どうしようもないほど悪くなってしまった歯とは言え、「まだある歯」を抜くことから始めなければならなかったため、それはとてもつらいものでした。それに、抜歯の後や1回目の手術の後などは、仮歯を入れて過ごさなければなりませんし、一時仮歯を入れることさえできない時期もあるのです。カウンセリングで「精神的にもつらい時期が8ヶ月程あります。この8ヶ月は大変ですが、インプラントをしないでいた場合の何十年のつらさを考えれば、たかが8ヶ月です。がんばりましょうね」との言葉に、私も覚悟を決めることができました。
治療については、全面的に佐藤院長を信頼していました。手術中の痛みはほとんどなく、手術後に多少はれはしましたが、友人にも気づかれることなく治療が進みました。でも治療本数が多かったものですから、治療を始めてからの一年と半年は、精神的に「山あり谷あり」の日々でした。今になって、ようやく「短かったのかもしれないな」と思えるようになりました。一年半の月日は、私にとってひとつの歴史なのです。
最近は、スーパーに行くのが楽しくなりました。おいしいものを自分で作って、おいしく食べられるようになったのです。以前はラーメンさえ食べられない状態で、外食をしても楽しくありませんでした。今は元の歯のようにしっかりと噛みしめられるようになりました。歯並びもきれいにしていただいて、口元を気にしないで話をすることができるようになりました。まるで最初から自分の歯だったように感じているほどです。歯間ブラシを使っての丁寧な歯磨きにも慣れてきて、歯を大切にしています。インプラントという治療法に出会えて良かったと心から感謝しています。

