抜かずに治す歯科治療〜「顕微鏡治療」革命

■秋田さきがけコミュニティーマガジン「Kyo郷」掲載/2009年 VOL.78

最近、週刊誌にて「顕微鏡歯科治療」についての特集記事が掲載されました。

その要点はこちら↓


■歯を救う治療と抜歯
歯を救い守る根管治療(根っこの治療)は、歯を残す最後のとりでであり、顕微鏡が最も威力を発揮する分野です。しかし、その根管治療を一生懸命に学ぶ学会は、30年経っても全国で1,500人程度です。
それに対し、インプラント学会の会員は、1年間で1,500人も増加し、会員数は1万人を超えました。歯科医師は、どうやら歯を助ける治療より、インプラント治療をする勉強の方へと大きく偏っているようです。しかも、最先端の治療と称して、しっかりと治療すれば抜かずにすむ歯までも抜いて、インプラントにするようなやり方がもてはやされているのです。
これでは、昔の歯科トラブル多発時代に逆戻りしてしまうのではないかという懸念があります。

■歯を抜かない大切さ
インプラントには、手術に伴い、例えば、骨内の血管損傷による出血、神経の損傷による神経まひなどのリスクがあります。それらについて、十分な危険回避が行われているのかどうか、疑問に感じられる場合も見られます。実際に、施術したところ下口唇まひとなり、当クリニックを受診され、その窮状を訴える方もいらっしゃいます。
ですから、まずはいま残っている、ご自身の歯を大切にしてほしいのです。
歯を抜かずに治し、長持ちさせるということの重要性を、患者さんにもっともっと気づいていただきたいと思います。

■革命的! 顕微鏡歯科
歯を救い守るための、虫歯や根管の精密治療時に心強いのが、最新テクノロジーの顕微鏡(マイクロスコープ)です。
顕微鏡歯科によって、革命的に、より精密なよい治療ができるようになり、従来では抜歯になってしまうような歯も救うことができるようになりました。
大切な歯は、失うと二度とは戻らないのです。抜いてインプラントでいい、というような短絡的な発想に流されては、あとで後悔することになりかねません。顕微鏡歯科の存在は、抜歯を告知されて悩んでる方にとっても朗報となることでしょう。



▲クリックで拡大表示します


写真左:診療室に設置された高性能の顕微鏡(マイクロスコープ)。
    約3倍から20倍まで拡大できる。
写真右:顕微鏡歯科治療は、より精密な治療が可能となったが、
    術者の難度も高く熟練が必要である。