あなたは治る!〜抜かずに治す歯科治療〜

■秋田さきがけコミュニティーマガジン「Kyo郷」掲載/2009年 VOL.75

歯が1本、また1本と失われていく恐怖。そんな思いをしていませんか? その場しのぎの治療を繰り返していると、間違いなく歯が失われます。しかし、抜歯といわれても簡単にあきらめないで、抜く前に助かる道を探す努力をすることをおすすめします。

■こうすれば治る歯槽膿漏(歯周病)
歯槽膿漏のことを歯周病といいます。歯がグラグラ動揺して、歯周病と診断され、抜歯といわれても、簡単にあきらめてはいけません。抜いてしまったら二度と歯は生えてこないのですから。
歯周病の治療では、世界をリードするスェーデン・スカンジナビア方式があります。
一人一人の病状、さらに一歯ごとに適格な診断と治療を行い、生涯に渡り継続した歯周病管理(メンテナンス)をしていく方針です。

【スウェーデン・スカンジナビア方式歯周治療】
●一人一人のお口の状態、さらに一歯ごとに診断し、治療を行う。
●生物学に基づき、生体をいたわりながらすすめる。
●重度の歯周病には、必要に応じて歯周外科治療もおこなう。
●ライフスタイルや生活習慣も重視する。
●継続したメンテナンスで、生涯にわたりサポートする。

■根っこの治療で歯を救う
根っこの治療は、とても難しい治療であるにもかかわらず、日本の医療制度の事情で、どうしても不完全になりやすい傾向にあります。そのため、根っこの先に膿ができ、抜歯を告知されることがあります。しかし、あきらめないで。前回でもご紹介したように、通常のケースでは治らないケースでも、治せる方法があります。

■脚光を浴びる顕微鏡(マイクロスコープ)治療
医科領域では、顕微鏡治療はすでに、耳鼻咽喉科、眼科、脳神経外科、整形外科などで導入されております。人体を救う手術において、精密治療をおこなうために不可欠なものとなってきました。1990年代後半から、歯科治療にも応用されるようになったのです。

■歯科治療に、なぜ顕微鏡なの?
私たちの歯科治療は、実際に目では見えないところを、勘と経験により「手探り」で治療をしているというのが現状です。ところが顕微鏡を使用することで、いままで見えなかったところを、3倍から20倍へと大きく拡大し、すぐれた立体画像を、確実に目で見て治療することができるようになったのです。いままで見逃していたものがどんどん見えるようになり、精密な治療ができることになりました。その結果、重度の歯周病に対する外科的な歯周再生治療でも、大きな効果がみられるようになりました。また、根っこの治療では、顕微鏡を使うことで、難症例でも飛躍的に抜かずに治る成功率が高くなったのです。

終わりに…
本当に抜かなければいけないのでしょうか?
私たちは、最先端の機器の導入と、抜群の治療技術の習得によって、従来では、抜歯となってしまうようなケースでも抜歯をせずに、歯を助けるように努めているのです。


▲クリックで拡大表示します

75_02.jpg
写真左:顕微鏡を使った外科手術。 写真右:歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)