ホワイトニングをすると歯の色がまだらになると聞いたのですが?

一時的にそのようになることもありますが、心配はいりません。
もともと歯の色は均一ではなく、歯の先端部と根本の部分では色が異なります。また、普段は気づきにくいと思いますが、健康な歯であっても実は色のムラが存在するのです。これは、歯の石灰化の程度が部位によって異なるためです。
ホワイトニングは歯の全体が一度に白くなるのではなく、薬剤の効果は石灰化の程度によって差が出ます。同じ歯でも、早く漂白されるところと時間がかかるところがあり、ホワイトニングの初期ではこの違いがまだらのように目立つことがあるのです。もともと白っぽい部分がある場合も白さが際立って見えることがあります。しかし、きちんと継続をすることで、色が馴染み、差は目立たなくなり、全体がきれいに漂白されていきます。大切なのはこの段階でホワイトニングをやめないことです。
ホワイトニングに興味があるけれども、歯にダメージがないか心配で…という方も多いでしょう。ホワイトニングに使用される薬剤が歯を溶かしてしまうようなことはありませんので大丈夫です。歯の色が気になるという方はスタッフに気軽にご相談ください。

子どもにも「顎関節症」はあるの?

顎関節症は幼稚園児にも増えているといわれています。
幼稚園児は数%、中学生以下では15 %を超えるという報告があります。
食生活の軟食化に伴う顎の変化、精神的緊張などの心理的な要因、口や舌の使い方、咬みしめ癖、咬み合わせの問題、日常生活における姿勢などが指摘されています。
子どもの場合は、症状が軽いことが多く、約80%は関節の雑音(口の開閉時の音)のみの症状です。
大人の場合は、治療としてスプリントを入れる方法が一般的になっていますが、子どもの場合は治療が奏効しないこともあります。
顎の体操などの治療法も、効果があることを知っておくとよいでしょう。

歯がピンク色になってきた。大丈夫?

歯の色について、相談を受けることがあります。
歯の黒ずみや黄ばみなどについてが多いのですが、中には子どもの歯がピンク色になってきたという相談もあります。今回はこの歯がピンク色に見える場合について、取り上げます。
例えば、虫歯が進行すると、歯の表面から穴が開きます。
また、歯の根っこの先に膿がたまると、細菌によって根の表面が溶かされていく場合もあります。
しかし、時に虫歯もない健康な歯が内部から溶かされていくことがあり、これを「内部吸収」と呼んでいます。
過去に強くぶつけたことのある歯で起こりやすいとされていますが、原因は不明で、見た目も普通なため、X線写真で偶然発見されることが多いです。
ピンク色の歯というのは、この内部吸収が進行することで歯が薄くなり、その結果、歯の内部にある神経や血管が透けて見えてきた状態です。生え変わりの近い乳歯でみられる場合では、そのまま様子をみて心配ないのですが、それ以外の時期や永久歯でも発生することがあり、対応に苦慮するところでもあります。
吸収の初期では、根っこの治療を行うことで進行を止めることができます。放置しているうちに歯が折れたり、歯を抜かなければならないこともありますので、変な色だなと思ったら、痛みがないようでも検査を受けることをおすすめします。

なぜ学校で歯科検診を行うのですか?

学校歯科検診の主な目的は、会社の健康診断と同じ「スクリーニング」、つまり「ふるいわけ」にあります。
それは健康な人も含めた集団から、目的とする疾患に関する発症者(虫歯のある人)や発症が予測される人を選別することをいいます。
健康診断で異常を指摘されたら精密検査が必要なように、学校歯科検診で虫歯や歯肉の炎症、歯並びの問題を指摘されたら、歯科医院でさらに詳しく検査を受けてください、という意味です。
学校歯科検診では、明るい照明の下でゆっくりと歯を診ることはできません。そのため、歯と歯の間などに色がついている着色も、虫歯になる可能性があると判断した場合には、虫歯ありにチェックされるかもしれません。その際は、すみやかにかかりつけの歯科医院を受診し、レントゲンなどによる精密検査を受けることで、治療が必要なのか経過観察で良いのかを診断してもらいます。
虫歯だった場合には、早期発見・早期治療につながりますので、学校歯科検診はとても重要だといえます。

乳歯の内側から永久歯が生えてきたのが心配です

子どもの歯の生え変わりは、6歳前後から始まります。
乳歯の歯並びの一番奥から新たに生えてくる歯が6歳臼歯で、それより前方(もともとの乳歯の並び)の歯については、乳歯が抜けた所へ、永久歯が生え変わります。
歯の交換時期には、まだ乳歯が抜けていないのに永久歯が横から頭を出す、ということがよくあります。特に下の前歯では内側(舌の側)から永久歯が出てきた!と保護者の方が心配されて来院されることが多いようです。
この場合、乳歯がぐらついているようであれば、心配いりません。永久歯が内側から生えてきて、舌の圧力によって乳歯が前方に押し出されて脱落し、その隙間に永久歯が並ぶようにまた押し出される。これは下の前歯の自然な生え変わり方ですので、抜けるのを待って良いでしょう。自分で揺らして、抜けてくるのを手助けしてください。
要注意なのは、まだ乳歯がぐらついていないケースです。
永久歯の位置が骨の中で大きくずれている場合では乳歯の根がうまく吸収されません。乳歯が邪魔になって、歯並びに影響を及ぼす可能性があれば、乳歯を抜くことになります。
また、乳歯が抜けても、顎の大きさが小さいために永久歯が並ぶスペースが足りないこともあります。歯の位置に関してはレントゲンでの確認が必要になりますので、永久歯が横から生えてきたり、生え方が気になる場合は、歯科医師に相談してみましょう。

妊娠中は虫歯になりやすい?

妊娠中の女性が、虫歯や歯周病(妊娠性歯肉炎)になりやすいのは事実です。
妊娠初期から中期にかけては母体が急激に変化し、そのため食生活にも影響が及びます。
妊娠中は味覚も変わるため、口の中の環境が変化し、細菌の種類や比率などが変化します。
また、つわりがあると歯磨きが辛かったり、つわりがなくても体や生活の変化についていくのに大変だったりで、つい口の中のケアを後回しにしてしまいがちです。
妊娠中にこそ、歯科医院で専門的なケアを行ってもらい、体の状態に適した口腔ケアの仕方を確認してもらうのが良いでしょう。

入れ歯の人は固いものは食べられない?

しっかり調整され、安定した入れ歯であれば、ある程度のものは噛めるとは思いますが、何でもとはいかないでしょう。
自分の歯に比べて、噛み砕く力は落ちるので、固いものは食べにくくなります。噛む力の測定方法はいろいろあり、健全な奥歯では約60〜100キロの力がありますが、入れ歯になると、10〜30キロぐらいまで低下すると言われています。
また、全く同じ条件でも何でも食べられ、固いものも平気と言う人から、何も食べられない、軟らかい物もダメと言う人まで、個人差があります。
入れ歯で「食べる」ということは、健康な歯がそろっている場合と比較して、極端に機能が落ちると解釈していただいた方が良いかもしれません。
食品としては、イカやタコ、ニラのようなものは、特に入れ歯だと噛み切りにくいようです。だからといって、食べてはいけないわけではありません。事前に細かくする、軟らかくするなど調理法を工夫してみる必要があります。
何でも美味しく食べるには、1本でも多く健康な歯を残すことが何よりも大切なのです。

乳歯のすきっ歯、このままで大丈夫?

3歳児健診において、お子さんの歯のすき間について聞かれることが多くあります。
「歯と歯のすき間が広い」、あるいは、「すき間が全くないが、大丈夫か」という質問です。
乳歯は一般的に、歯と歯の間にすき間(発育空隙)がある方が良いとされています。
今後、乳歯より大きな永久歯へと変わるときの、スペース調整に利用できるためです。
乳歯の段階でのすき間が、そのまま永久歯の歯並びまで残るというわけではありません。
また、乳歯が生えそろった段階で、隙間がなくてもまだ心配はいりません。
この年齢では顎が小さいですが、体の成長に伴って顎も大きくなっていき、永久歯への生え変わりの頃に乳歯列に隙間ができることも多いからです。
まずは様子を見て良いということをお伝えしています。
ただし、乳歯列にすき間がない場合には、虫歯に注意です。
すき間がないと歯みがきが難しく、歯と歯の間から虫歯が発生しやすくなります。
大きい虫歯が原因で、のちに歯並びが悪くなってしまうこともあります。
お子さんの仕上げ磨きは、十分に注意して行うようにしましょう。

子どもの歯ぎしり、大丈夫ですか?

子どもの歯ぎしりは心配することはありません。
生理的な行動の場合がほとんどだからです。
歯が生えてくるに従い、咬む動作が始まります。
どこで噛めば良いのか、安定する位置を無意識で探すその過程で、赤ちゃんでも歯ぎしりはします。いわゆる「歯がため」の時期でもありますね。
また、乳歯が揃ってからも、歯ぎしりは起こります。顎の成長に伴う歯並びの変化や、大人の歯への生え変わりによる咬み合わせの変化に対して、バランスをとるために歯ぎしりをしていると考えられています。つまり、発育過程における正常なものと言えます。
顎の筋肉も鍛えられるので、成長に即した問題のない反応だと考えてよいでしょう。
多くの場合、永久歯への生え変わりと共に歯ぎしりもなくなりますが、癖になることも時々あります。
また、子どもであっても、環境の変化や心配ごとなどのストレスが引き金となって歯ぎしりが起こることがあります。
状態によっては、マウスピースで対応しますが、多くは一過性ですので、まずは様子を見てよいでしょう。

取れた詰め物を飲み込んでしまったが大丈夫か?

胃に入ったものは、大半が問題なく排泄されますので、2〜3日後には便と一緒に出てきます。
歯の治療で使う材料は唾液や胃酸でもほぼ溶けることはなく、詰め物の成分自体も身体に悪いものではありません。
身体に害を及ぼす心配はないでしょう。
気をつけなければいけないのは、胃ではなく誤って身体気管に入ってしまった場合(誤嚥)です。
取れた詰め物を飲み込んだと気付いた際に、咳き込んだ場合は誤嚥が疑われます。
高齢者の場合は、誤嚥をしても咳き込む反射が鈍く、わかりにくいので注意が必要です。喉の違和感がしばらく続くようであれば、医師の診察を受けた方が良いでしょう。
また、詰め物が取れた場合は、放置すると抜歯になってしまうこともあります。
痛みがなくとも、早めに歯科を受診しましょう。

港町歯科クリニック 秋田インプラントセンター

プロフィール

佐藤 勧哉

佐藤 勧哉(さとう かんや)

北海道大学で修復補綴の研修を修了し、秋田に来たもの静かで優秀なデンティスト。

岩波 洋一

岩波 洋一(いわなみ よういち)

秋田大学の口腔外科で研修を積み、現在は歯科治療全般において、ハイパフォーマンスを発揮し続けるデンティスト。

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