Q. 歯医者さんの職業病にはどんなものがありますか?

A. 職業病というと、そうですね、何気なく口元を見てしまうことでしょうか。
テレビや雑誌を見ていても、芸能人の口、歯並びをついチェックしてしまいます。
かぶせものしているな、歯並びがちょっと…、前歯は治療しないのかな、など気になって見ていますね。治療した方が良いのにと思っていた芸人さんの歯がいつの間にか治っていたりすると、なぜか、ほっとしたりも。初対面の人と話す際は最初に口元に目がいってしまいますし、普段、人と話す際にも無意識にじ〜っと歯を見てしまうことがあるので、あまり凝視はしないようにと、少し意識しています。
あとは、やはり腰を痛めやすいことですね。診療中は前かがみになったり、無理な姿勢をとることも多いため、どうしても腰に負担がかかってしまいます。私の場合は、特に目が疲れやすく、眼精疲労からくる頭痛が悩みの種です。

Q. 片方の大人の前歯がなかなか生えてこないのですが…

A. 子供の歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)への生え換わりが始まるのは、平均的には6歳前後です。6歳臼歯と呼ばれる奥歯の永久歯は、乳歯列のさらに奥から生えてきますが、その他の部位では前歯から生え換わり始めます。
具体的には、乳歯のすぐ真下にある永久歯の発育と共に乳歯の根が徐々に溶け始め、やがて乳歯は抜け落ち、永久歯が生えてきます。しかし、永久歯の方向によっては、乳歯が十分に吸収されずに、うまく生え換われないことがあり、そのようなときには、乳歯を抜く必要があります。また、歯並びの点では、左右の同名歯は同じ時期に生えることが望ましく、生え換わりの時期をそろえるため抜歯をすることもあります。
片方の生え換わり後、数ヶ月経っても反対側の乳歯が残っている、あるいは乳歯が抜けているのに、なかなか永久歯が生えてこない場合には、レントゲン写真を撮影して確認する必要があるでしょう。先天的な永久歯の欠損がわかる場合もあります。
生え換わりの時期は、歯並びの矯正の必要性が判断できる時期でもあるので、永久歯の生え方など気になる点があれば、ご相談ください。

Q. 歯を削る時や抜く時に麻酔の注射をしますが、最近では、昔ながらの注射筒ではなく、機械式の注射器があると聞いたのですが、本当ですか?

A.本当です。よくご存知ですね。
麻酔が痛いというのにはいくつかの原因があります。
1. 注射針の刺入時の痛み
2. 麻酔液の注入速度
3. 麻酔液の温度
4. 恐怖心からの閾値の低下など
従来の注射筒での麻酔では、見た目の恐怖感や麻酔液の注入速度が一定ではなく、痛みを感じやすいなどの欠点があります。それに比べ、電動注射器は、麻酔液の注入速度が一定であり、形状も様々なため、よく無痛治療に使用されます。
当院では、いくつかある電動注射器の中で、ワンドを導入しています。ワンドは、電動注射器の中でも特に優れ、麻酔注入時の組織変化による圧力を感知して一定量の麻酔液を注入するシステムがあります。また、針部も鉛筆のような形状をしており、さらに柄の部分をはずすと手の中にすっぽり入る大きさになります。子供たちは麻酔されたのも分からないくらい、痛みがありません。ワンドに加え、針は32G(ゲージ)という極細を使用し、麻酔液は体温に近い温度に温めて使用しています。
歯科医院で嫌な事の一つが麻酔だと思いますが、できるだけその気持ちを緩和できるように、努力を続けていきたいと思います。

Q. 雑誌で、「永久歯が生えない子供が激増している」という記事を読みましたが本当ですか?

A. 本当です。永久歯が生えないと言っても、ランダムに生えてこないのではなく、ある程度決まったパターンがあります。中でも多いのが親知らずの欠損ですね。1本以上親知らずが生えてこない人の頻度はおよそ30%。親知らず4本のうちの少なくとも1本は10人に3人の割合で欠損していることになります。
現代人の食事は咬む回数が少なくなっています。卑弥呼の時代の食事と比べると、咬む回数と食事時間は6分の1で、戦前と比べても2分の1に減少しているんですね。軟らかい食品が増え、咬む回数が減少したために顎が大きく育たなくなったと言われています。
それに対して歯の大きさは大きくなっています。これは食生活の向上に伴い、高栄養食品の摂取が増えたことが原因です。つまり、顎が小さく歯は大きくなったことによって、歯の生えるスペースが減ったために、本数も減ってきていると考えられています。ただし、歯数が少ないことで歯並びに影響がでることもあります。スペースを補う治療として、矯正やインプラントなどもありますので、気になる方はご相談ください。

Q. 先生はいくつまで自分の歯で食べていく自信がありますか?

A. そうですね、このまま一生自分の歯で食べていくつもりですよ。
歯を失う原因は、老化ではなく、主に虫歯と歯周病です。しかし、歯医者だから全くどちらにもならないというわけではありません。虫歯も歯周病も、ばい菌が引き起こすもの。そのため専門的なクリーニングを受け、歯ブラシでは落としきれないバイ菌を減らすことが大切です。
また、全身の病気や喫煙などの生活習慣も予防に影響します。生活習慣病を予防することで全身の健康状態を整えましょう。
当クリニックでは技術の向上も兼ね、スタッフが定期的にお互いのクリーニングを行っており、私もスタッフにきれいにしてもらっています。毎回眠ってしまいそうになるほど、気持ちの良いものですよ。しばらく受けていないという方は、ぜひご連絡ください。

Q. 歯にいい食べ物ってどんなものがありますか? うちの妹は、「ビタミンCで歯も白くなる」と言い、毎晩レモンを食べてますけど、本当?

A.皆さんも連想される通り、まずはカルシウム。歯や骨にとって大切です。
ただし、骨と違って、一度出来上がった歯は栄養の影響はほとんど受けないので、大人になってからたくさん摂っても効果はありません。歯がつくられる子どものうちに(小学校低学年ころまで)、十分に摂ることで丈夫な歯になるのです。カルシウムをよく吸収するためには、良質なたんぱく質やビタミンC、Dなども必要です。牛乳やチーズ、卵、しいたけや魚介類、豆類などは良いですよ。歯にとってもバランスの取れた食事が重要です。
そしてしっかりと噛むこと。よく噛むことで、あごや筋肉も発達していきます。噛む力がいらない、カップめんやファーストフードなどは添加物や脂肪分なども多く、子供の成長にとってもマイナス。歯にくっつきやすいスナック菓子などは虫歯の原因にもなります。
大人の方であれば、レタス、セロリなど食物繊維の多く含まれる食品が歯をきれいにしてくれます。唾液の良く出る酸味のある食品も良いですよ。レモンで歯は白くはなりませんが、唾液は口の中のよごれを洗い流しますからね。
そして、キシリトールも歯を強くしてくれます。おやつも普通のチョコは良くありませんが、当院では虫歯にならないキシリトールチョコも扱っています。おすすめですよ。

Q.次は虫歯になっている歯を抜きましょうと言われて「はい」と返事はしたけれど怖くなり通院が途絶えてしまいました。気が引けて連絡もできない状態ですがどうしたらよいでしょうか?

A.抜歯だけとは限らず、通院されていた方が途中で来院されなくなると、何かあったのではないかとドクター、スタッフ、受付みんなで心配しております。
もちろん、その歯がどうなっているか、痛みは出てないかなど心配ですが、お身体全体の事(他の病気や怪我で入院されたのではないかなど)やご家族に何かあったのではないかと想像も広がってしまいます。
一度中断されると、なかなか同じ医院には連絡しにくいものです。
そこで当診療所では、治療途中で来院されなくなった方や定期健診で期間が長く空いてしまった方に、おはがきでのご連絡をさせていただいております。そのはがきを見て、皆さんが当診療所に連絡しやすくなる一つのきっかけになればいいなと思います。
病状が悪化する前に、気軽にご連絡していただければ幸いです。

Q. 大学病院へ直接行ったほうが良いのは、どんなケースですか?

A. 秋田県では秋田大学附属病院歯科口腔外科があり、入院施設もあります。
受診される患者さんは他科で入院中の患者さんや一刻を争うとき(出血が止まらない、腫れがひかない、事故による口腔内外の傷など)や歯科医院からの紹介状を持参で受診されるかたが大半を占めます。もし、患者さん本人が「これは重症だ!」と判断し、大学病院へ行ったほうが良いのではと考えた場合でも、まず近くの歯科医院に受診してからがよいと思います。自分で思っているほど重症ではないこともよくあるので、本当に重症で大学病院が良いと先生が判断すれば、紹介状も書きますし、かえってスムーズにいく場合があります。

Q. むし歯は子供にうつるのでしょうか?

A. むし歯は、食生活のあり方がかかわる生活習慣病の一つであり、様々な因子がその発生や進行に関与しますが、基本的には細菌による感染症なのです。
したがって、むし歯は子供にうつるということもあります。
赤ちゃんは無菌状態で生まれてきて、その後ヒトに棲む様々な常在菌に感染し、共生するようになります。
むし歯の原因菌も口の中の常在菌の一種で、口の中への定着には歯が十分生えていることが条件であり、乳幼児期の前半に感染するのが一般的と考えられます。
調査によると、子供がもっているむし歯病原菌のタイプは保育者の中で母親と一致することが最も多いとされています。離乳食や乳児期の初期に、スプーンやお箸を共有したり、食物を口移しで与える機会があることによるのかもしれません。
そのため、特にお母様がご自信の口の中をきれいにして、病原性の弱い細菌と共存し、その数を減らしておくことが、乳幼児期のお子様のむし歯予防に大いに役立つといえそうですね。

Q. 歯列矯正はいつから始めればいいのでしょうか?30歳過ぎた今からでは、もう遅いですか?

A. 矯正は大人になってからでも可能ですよ。ただし、子供の時期から矯正を始めることで、より理想的な治療が出来る場合があります。子供の場合はまだ成長段階にあるので、ある程度あごの成長をコントロールしながら矯正を行うことが出来ます。
そのため、大人になってからの矯正が必要なくなることもあります。開始時期としては、骨が成長する6歳〜14歳ころですね。(歯の生え換わりの時期でもあります)
それに対して、大人は骨格の成長が完了しているため、歯を動かすだけの矯正になり治療のできる範囲は限定されます。
(また、矯正治療では、子供・大人に限らず歯を抜いたり、外科的な手術が必要になることもあります。)
当院では、矯正専門医による診療を行っていますので、歯並びが気になっているという方は安心してご相談ください。

港町歯科クリニック 秋田県インプラントセンター

プロフィール

佐藤 勧哉

佐藤 勧哉(さとう かんや)

北海道大学で修復補綴の研修を修了し、秋田に来たもの静かで優秀なデンティスト。

岩波 洋一

岩波 洋一(いわなみ よういち)

秋田大学の口腔外科で研修を積み、現在は歯科治療全般において、ハイパフォーマンスを発揮し続けるデンティスト。

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